平成19年度第1回目の植生部活動日。
この日は、植生部活動報告書の校正を行い、構内を散策した。

散策中、敷地奥において新たに「珊瑚樹(サンゴジュ)」の樹を発見した。スイカズラ科に属するサンゴジュは関東以西の沿岸地の温暖な山地に自生する常緑の小高木である。庭木としても多く用いられるこの樹木は、公園等にも植えられる。
僕の静岡の実家においても敷地の"囲い"として植えられている。それにしてもこのサンゴジュ、とにかく"虫食い"がひどいのだ。調べたら、春から夏にかけてサンゴジュやカンボクの葉を食い荒らす「サンゴジュハムシ」という虫が多発するようだ。春の間は幼虫として、夏を迎えると成虫になり葉に穴を開けて食害するという。(他にイタヤハムシ、ニレハムシ等害虫があるが、加害樹種が異なるという。)


サンゴジュを見付けてからしばらくして、サンゴジュと同じくスイカズラ科の「莢迷(ガマズミ)」の若木、花を咲かせたツバキ科の「姫榊 (ヒサカキ)」等も見付けることが出来た。
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東京では桜の花が散り始め、葉桜となってきた。東京に比べて気温の低い取手市では、今が見頃だ。
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by zeno1016trp | 2007-04-08 00:00 | 植生日記

日本橋

制作の合間を縫い、週一日のペースで展覧会廻りをしている。
先日は日本橋三越を皮切りに展覧会を観て廻った。

日本橋三越を出た後、日本橋高島屋に向かうために「中央通り」を沿い、「日本橋」を通過した。日本の道路網の始点となっているこの日本橋は、東京都中央区の日本橋川にかかる橋だ。
ふと、通りがかりに橋上を見上げてみた。僅かな照明が古き時代を感じさせる重厚な橋を照らしていたものの、やはり圧迫感を拭いきる事は出来なかった。

1964年、東京オリンピックの際に日本橋橋上に首都高速道路が建設された。以来、「東海道五十三次」にも描かれているこの日本橋は、橋から空を見上げる事が不可能となった。
アジア初の東京オリンピック開催は、第二次世界大戦後の荒廃から立ち直り、復興を遂げた日本が取り組んだ国家的イベントであった。また、国際社会に復帰するためのシンボル的な意味を持ち合わせていたために、当時は「現代においてはどうしても必要な交通手段ではない」ということで橋上に首都高速道路が建設されたようだ。近年、橋の上を覆っている首都高速道路を移動させ、景観を復活させる構想が立てられている。逆に日本橋そのものの移転案もあるという。
何時の時代も時間の経過と共に、街の様相も目紛しく変容し続けていくだろう。しかしながらこの日本橋のような状況を考えた時、僕たち日本人は、文化価値の高い歴史的産物の現代社会における"在り方"を、再度省みるべきだと強く思うのだ。

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日本橋高島屋に寄った後、京橋へ。
京橋の「アートスペース羅針盤」では、数年前に知り合いになり幾度となく作品を観させていただいている田村正樹さんの個展が開催されていた。

入廊してすぐに、田村さんの作品のスケール感と、会場の空間感に目を見張った。
会場に居た田村さんとの会話の中で、田村さんは"屋外で制作を行っている"と語っていたが、それらの作品は実際の寸法よりも大きなものに感じられたんだ。また、作品の表層はダイナミックな筆致を呈しているが、パネルの縁まで田村さんの細やかな配慮が行き届いていたことが印象的だった。

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今月3日、高校野球の春のセンバツ大会において、静岡の常葉菊川高校が優勝した。近年、高校野球ではなかなか振るわなかった地元県勢だけにこのニュースは嬉しかった。

強豪の大阪桐蔭戦と仙台育英戦においては各々のスコアが“2-1”という緊迫した試合。その上、決勝戦を含め3試合連続での逆転劇。常葉菊川の試合を中継で2試合観戦したが、チームとしての粘り強さと同時に、走者が進塁しても送りバントをしないという潔さを感じるスタイルは、観ていてとても気持ちがいいものだった。
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by zeno1016trp | 2007-04-05 00:00 | 展覧会鑑賞記