2007年 02月 22日
桐(植生メモ)
以下、桐に関するメモ。
*
『桐(キリ)』
□学名: Pauloumia tomentosa
□科名: ゴマノハグサ科キリ属
□原産:中国
□落葉広葉樹。散孔材に近い環孔材。
□辺心材の別は無く、くすんだ白色をしている。アクが強く、アク抜きを怠ると、年月を経ると徐々に黒ずむ。日本の木材中最も軽く切削等の加工は極めて容易だが強度は劣る。湿気が通りにくく、割れ、狂いも少ない。 気乾比重 : 0.19~0.30
また、熱伝導率が極めて小さく、発火しにくい。
これらの物性から、「美術品の保管箱材」としても活用されている。
『青桐(アオギリ)』
□学名: Firmiana simplex W.F.Wight
□科名:アオギリ科アオギリ属
□原産:中国
□落葉広葉樹。碧梧・梧桐
□樹皮・根から得られる粘液は、「和紙」抄造のネリ剤として使用可。
樹皮がなめらかで薄緑色。
葉が桐の葉によく似ていることから青桐と呼ばれる。
by zeno1016trp
| 2007-02-22 00:00
| 植生日記