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Brand-new day!

個展が刻々と迫っている。

今回の画廊はでかい!
壁面は約40m、天井高さは3.8mある。正面は総ガラスでギャラリー内が見渡せることができ、ロビーもある。床は大理石貼り。
"箱"をどのように使うか思案中だ。
今回の個展は、博士課程の学外研究発表の場にするつもりだったが、学内で同じような形式の発表を2月中旬にやってしまった。そのために、どんなコンセプトで、どんな発表にするのかを思案している。本年度後期は論文にかかりっきりだったから、制作と同時進行で思案中。
果たして、大丈夫か?
                *
一昨日、新宿。小春日和の清々しい午後。
予備校の元生徒と、予備校講師であり同級生でもある友人の3人でお茶をした。

3人は窓際の隅に案内された。カフェは平日の午後だったせいか、客も疎らだった。
無機質なコンクリートの壁面に、温かみのある木製のテーブルと椅子。 テーブルの上のガラスの器には、青い紙に包まれた角砂糖がいくつか入っていた。店内の奥には柱が立っていて、ブラインドの隙間から差し込んだ爽やかな光が、柱と梁を包み込むように照らし出していた。

—そのカフェで5時間は居続けただろうか。…長い。(笑)
予備校の話を始め、多くの話題で盛り上がった。
生徒だった彼女は、俺が予備校講師就任時から在籍していた受験生だったんだ。その彼女は3月で受験生活を終え、これから大きな夢を抱いて新生活を始めようとしている。
いつの頃からだろうか。俺の妻も彼女を応援するようになったのは。俺の個展の折に一度だけ会ったことがあったが、とても好印象を持ったようだった。そんな妻がこの日のために彼女に手渡す贈り物を用意してくれた。それが、なぜか嬉しくも思えた。

彼女の眼はとても澄んでいた。
会話をしている時の彼女の眼差しは、絵を始めたばかりの頃の自分を思い出させてくれた。自分の数年前の映像が断片的に現れては消え、消えては現れていた。"真新しい日"を心待ちにしている人と接する時ほど、「初心」という言葉を強く思い出させられる瞬間はないと思う。


5時間後、店を出るとビルの合間からは三日月が覗いていた。
帰り際、店頭で仕事中の"ヨドバシ"店員に撮影を頼んで、デジカメで撮ってもらった。少しピンぼけだったが、まあいいか!(笑)
素晴らしい時間を過ごすことができた。
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                *
4月から大学で、助手として働かせてもらうことになった。
既に昨年の秋頃に話をもらってはいたが、正式に決まったのは先月のことだ。
                
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I will do my best in each other!
Come!
 "Brand-new day"!
by zeno1016trp | 2006-04-05 08:27 | 制作日記